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自分への手紙 その1

おはようございます。ACカウンセラーmichikoです。
訪問くださりありがとうございます


傷ついた過去を振り返る作業としてよく使われるものに、
「自分に当てた手紙」というものがございます。

その方により、取り組むタイミングが違いますし、
事前に周到な準備を必要とする場合もあります。
ですので、
むやみにおすすめするものではありませんが、
いつか取り組む機会を得られたときの
ひとつの参考にしていただけたらと思い、
今回はこれを記事に致しました

以下は、私が自分にあてた手紙の「一部」であり、
全体を、緩やかな表現に
書き改めたものではありますが、
私が、自分自身を癒してゆく目的で取り組んだ
忘れられないワークの一つでございます。
今回は前半です



あの日は稽古の日でしたね。
自宅の晩ご飯の支度をして、
洗濯物を始末して、
髪をまとめて着物を着つけて。
あの家に着いたのは夕方の六時を過ぎていたはずです。

「こんにちはー」

いつも通り、声は明るく元気よく。
けれども返事はありません。
これもいつも通りです。

玄関の引き戸を開け、
たたきから上がって廊下を曲がると、
居間のソファにあの方が座っているのが見えましたね。

彼はこちらを振り向くこともせず、
背を向けたまま無言でテレビを観ていました。

あなたが挨拶をしてすぐそばを通っても、
微動だにしないその後ろ姿を、
私はよく覚えています。
聞こえていないはずはないのにね。

仏間に菓子を供えてから、
あなたは一番奥の茶室へ行きました。

雨戸を開け、炉脇に釜を上げました。
炭を入れる準備です。
場所代として毎月月謝の一部を払ってはいましたが、
あなたは節約に努めていましたね。
だから新しい炭は使わないのですよね。

「火消し壷」から
使えそうな炭を二つ三つ取り出して、
「火おこし器」に移し、
居間続きの台所のコンロに、
火おこし器をかけました。

あなたは一旦その場を離れ、
玄関をざっと清めて水を打ちました。

いつも通りの手順で手際よく。

けれどもあまり長い時間
火のそばを離れてはいられません。
小走りで移動、火おこし器のコンロを消し、
茶室へ炭を入れに行きましたね。

片付けたらその手で今度は釜を持ち、
再び台所へ。
釜を傷めないように
釜底に少し水を入れてから
ぬるめに沸いた湯を足します。

まだまだ茶室の準備は終わりません。

七時過ぎに稽古を始めるためには、
やらなければならないことが他にも沢山ありますから。

湯の入った重い釜を
あなたは慎重に持ちながら
台所から一番遠い茶室へ運び、
炉に釜を掛けたところで
ドスのきいた大声がしました。

「おいーっっっ!!!!」

あの時のあの家には、
あなたの他には一人しかいません。

何事かと慌てて居間に戻ると、

「てめえ換気扇つけっぱなすんじゃねえよっ!!!」

あなたは換気扇を消し忘れていたのです。
いつもは完全無視のあの方の
荒い語気に恐怖を感じながらも、あなたは

「あっ、ごめんなさい」

そう言って換気扇を消しました。
「てめえ」と呼ばれて
あなたは穏やかな気持ちではなかったはずです。

「恐怖」の記憶が蘇ります。
自身の存在が、
あの方を怒らせてしまったのではないかという
恐怖です。

そこを刺激するかのように
彼は続けましたよね。


次回に続きます



最後までお読みくださり、ありがとうございました。
少しでも参考にしていただけたら幸せです
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重ねて恐縮ですが、
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ありがとうございました

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プロフィール

michiko

Author:michiko
ACカウンセラー
精神保健福祉士(ハラスメント通報窓口相談員)
東京認知行動療法アカデミー認定カウンセラー

ホームページはこちら

 http://ac-counseling.net


 
・人にものを頼むことが苦手
・人の依頼や誘いを断ることが苦手
・主張するより周りに合わせる方を選ぶ
・自分が我慢する方がいい
・「こうしてくれればいいのに」といつも思うがうまく言えない
・自分の気持ちを汲んで欲しいのに、と強く思うことが多い
・そもそも自分がどうしたいのかよくわからない
・人を助けているうちに、自分が困った事態になっている
・困っていても自力で何とかしようとする
・仕事を一人で抱え込みやすい
・見捨てられるのが怖くて恋愛関係にまで踏み込めない
・恋人に対して必要以上に依存している、または支配していると思う
・誰も自分のことなど関心がないと思う
・周りの期待通りにしなければと思う
・もっと頑張らなければいけないと思う
・いつか裏切られるような気がする
・いつも不安で仕方ない
・相手の機嫌を自分が何とかしなければと思う
・相手の問題を本人以上にあれこれ考え世話をして疲れてしまう
・不機嫌な人がいると自分のせいではないかと思ってしまう
・怒りの感情を出さないので、よく「いい人」と言われる
・自分は楽しんではいけないと思う
・自分のためにお金や時間を使うことに罪悪感がある

 以上のことをこれまでの人生で繰り返してきた
 michiko

私はアダルトチルドレンです。生きづらさを抱えたまま大人になったけれど、今までよりずっと楽に生きています。楽に生きる方法を、カウンセリングを通じてお伝えしています。

 http://ac-counseling.net



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