ACと涙

おはようございます。

ACカウンセラー松橋通子でございます。

訪問くださりありがとうございます

夏休みと向日葵

子どもの頃、お向かいの家にSちゃんという女の子が住んでいました。

Sちゃんはお母さんを「ママ」と呼びました。

ママはオシャレでキレイで、
いつもSちゃんに可愛い洋服を着せていました。

一度、ママと出かけるSちゃんが、
ひまわり模様のサンドレスを着ているのを見ました。

夏の陽射しにひまわり
黄色がよく映えて、とってもまぶしかった。
なんてかわいいんだろう、と思いました。


小学一年生の夏休みのある日、
母と兄が出かける支度をしていました。

二人でどこか素敵なところへ出かけるようです。


私も行きたいなあ・・・
そうだ、おめかしをすれば、きっと連れていってくれる

私は一人静かに支度を始めました。
タンスを開けると、兄のお下がりばかりでしたが、一枚、
ノースリーブのワンピースがありました。

ずいぶん前に、祖母が行商のおばあさんから買ってくれた、
紺地の渋い一枚です。

私にと目の前で買ってくれた
ワンピース
嬉しくてとても気に入っていて、何度も着ていたので、
少し
色あせていました。

それでも、私の中では立派な「お出かけ着」
Sちゃんの
サンドレスのイメージだったのです。

私は着替えて髪を梳かしました。

そして、いよいよ母たちが出かけるというとき、言いました。

「私も連れていって」


すると母は、私の身なりを一瞥して、こう言いました。

「きったないねえ!こじきの子みたい」
「みっともなくて連れてなんか行けない」


涙目の私を見て、兄が、にやにや笑っていました。



出掛けでイライラしていた母を怒らせてしまった、と後悔しました。
ワンピースを買ってくれた祖母にも申し訳ないと思いました。

そして、母に叱られた惨めな自分を、祖母に見られてしまったことを
とても恥ずかしく思いました。

母に嫌われた、と強く強く感じましたが、
それを祖母に気付かれたくなくて、
一生懸命涙をこらえていたように記憶しています。


二人を見送り、私は祖母と、留守番をしたのでした
何事もなかったかのように、塗り絵をしながら。



これは、私が自分に宛てて書いた
「手紙」
の内容の一部です。


過去に手に入れられなかったものについて、
本当に欲していたものについて、

「手紙」に著して確認する

という作業を、私は何度も繰り返しました。


重くて、苦しい作業でした。
とんでもないことに手を付けてしまったと後悔もしました


そして
沢山の涙が必要でした。
あの時流せなかった分を取り戻すかのように。

この時の感情の動きというものを、
あれほどまでに大きくなった「塊」というものを、
私は決して忘れないでしょう。


何度も何度も繰り返すうちに、やがて、
母には母の、きっと事情があったのだろう、
そう思えるようになりました。


まだ完全とはいえません。
体調や何かの拍子に、揺り戻されてしまうこともあります。

それでも自分を保っていられるようになったのには、
この作業を通じて
母に対する執着を手放せたからだと思っています。


手放すために大切な
浄化作用のひとつとして、
人間は、
「涙」というものを授けられた、
そんな風にも思っています。


ACの方には、
沢山の涙が必要だと思うのです。

男性も女性も。大人も子どもも。



アダルトチルドレンのままで
今よりずっと楽に生きるためのカウンセリングはこちらからどうぞ
    

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8. Re:始めまして(^^)

>peonyさん

はじめまして。
辿りついてくださって、
コメントもくださって、
ありがとうございます^^
とっても嬉しいです。

「色々と調べて」。
長旅でらしたことでしょう。。。
・・私も経験者でございます(*´σー`)

少しでもお楽になっていけるよう、
ブログを発信させて頂いていますので、
よろしくお願いいたします☆

お話しできる日を楽しみにしています(^O^)

7. 始めまして(^^)

初めまして(^^)
私はアダルトチルドレンなのでは、と色々調べているうちにこちらのBlogに辿りつきました。
いつか、お話してみたいです(^^)

6. Re:つらい言葉です。。

>ももユリんさん

こんばんは^^

そちらは雷でしたかΣ(゚д゚;)
私は今日も都内におりましたが、うんざりする暑さでした(;´▽`A``

「こじきの子」って、ショックでしたよ(ノ_・。)
気持ちを汲んで欲しかったな、と思いますが、きっと母の事情があったのでしょうね。

母と祖母の仲は、子どもの私からは一般的な親子に見えました。ただ、母は稽古事に忙しかったので、家事と育児のほとんどを、祖母に任せきりでした。その結果、母のそばでは幼い私は寝ぐずり、祖母と一緒だとよく眠るようになったようです。
ももユリんさんのご主人さまの環境とちょっと似ているかもしれません☆
おっしゃる通り、そうした些細なギクシャクが、色々と重なって歪んでしまった部分もあるのでしょうね。

本当に、文章にすることによって、確認作業が出来ていくように思います。出せなかった感情に気づくことはとっても大切なんですよね。
涙もいい仕事するなあ、と気に入っています☆

5. Re:リンクさせていただきました

>silvergray777さん

はじめまして。
訪問くださったうえ、コメントもくださり、大変ありがとうございます^^

「サバイバー」。
当時を生き延び、まさしくその通りだと
私も思っております。
そして、
ACではなかったら、体験し得ない体験をし、
そのおかげで身に付けた力もありますよね^^

拙いブログですが、よろしくお願いいたします。
私も訪問させていただきます。
また、リンクもさせていただきます(^∇^)

4. つらい言葉です。。

特に女の子は、自分がこだわった服や髪形などを
変だとか「汚い」と言われたらショックは大きいです。
うちの子は可愛くないから~と親は、よそ様に謙遜して言ってるつもりでも、
小さい私は真面目に「可愛くないんだ(>_<)」と思いこんでいました。

michikoさんのお母様はお祖母様と仲が良かったのでしょうか?
私のAC気味の夫の家は、おばあちゃんが孫を可愛がるあまり
義理ママさんはお祖母様に子どもを預けっぱなしだったそう(^_^;)

母親の身近な人間関係のギクシャクが子どもに影響するのかな??
と、最近ブログ記事を書きながら感じています。
きっと私も書きながら確認し浄化しているのかもしれません!
今まで感情も出せなかったのだと 気づいただけでも良かった。。

私の地域、雷鳴ってきました~変な天気です(^-^)/

3. リンクさせていただきました

 いい記事ですね。
 私はいい歳ですが、ある意味、サバイバーとしての誇りを感じています。 ようやく潜り抜けてきているようですが、まだまだ、行動が伴いません。

 リンクさせていただきました。
 アメブロの私のページは開店休業です。 以下のエキサイトブログのほうでは開いていますので、こちらへ、お越しください。
hohrororoh.exblog.jp

2. Re:おはようございます

>☆マユマユさん

おはようございます。
コメントありがとうございます^^

「毎日でも泣ける」・・・
苦しいですね(ノ_-。)
私も特にそうでしたが、母親のこととなると、
理屈では分かっていても、感情の部分がまったくついて行かず、、、、。
どうして???そんなはずはない!
という思いでいっぱいでした。
年甲斐もなく、どうしてこんなに泣けるのだろうと、とにかく苦しかったです。

いっぱい、いっぱい泣くこと、
浄化のひとつの方法だと思います(・・。)

1. おはようございます

母との事を浄化作用されていない私は毎日でも泣けることができます。

いっぱい、いっぱい泣いてみようかな・・・。
プロフィール

michiko

Author:michiko
ACカウンセラー
精神保健福祉士(ハラスメント通報窓口相談員)
東京認知行動療法アカデミー認定カウンセラー

ホームページはこちら

 http://ac-counseling.net


 
・人にものを頼むことが苦手
・人の依頼や誘いを断ることが苦手
・主張するより周りに合わせる方を選ぶ
・自分が我慢する方がいい
・「こうしてくれればいいのに」といつも思うがうまく言えない
・自分の気持ちを汲んで欲しいのに、と強く思うことが多い
・そもそも自分がどうしたいのかよくわからない
・人を助けているうちに、自分が困った事態になっている
・困っていても自力で何とかしようとする
・仕事を一人で抱え込みやすい
・見捨てられるのが怖くて恋愛関係にまで踏み込めない
・恋人に対して必要以上に依存している、または支配していると思う
・誰も自分のことなど関心がないと思う
・周りの期待通りにしなければと思う
・もっと頑張らなければいけないと思う
・いつか裏切られるような気がする
・いつも不安で仕方ない
・相手の機嫌を自分が何とかしなければと思う
・相手の問題を本人以上にあれこれ考え世話をして疲れてしまう
・不機嫌な人がいると自分のせいではないかと思ってしまう
・怒りの感情を出さないので、よく「いい人」と言われる
・自分は楽しんではいけないと思う
・自分のためにお金や時間を使うことに罪悪感がある

 以上のことをこれまでの人生で繰り返してきた
 michiko

私はアダルトチルドレンです。生きづらさを抱えたまま大人になってしまいましたが、試行錯誤の末、今ではこれまでよりずっと楽に生きていると実感しています。
このブログが、少しでも楽に生きられるヒントとなれば嬉しいです。
カウンセリングでは、じっくりご一緒に考えてゆきたいと思っています。

 http://ac-counseling.net



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