「母」の死

ACカウンセラーmichikoでございます。
訪問くださり大変ありがとうござます。



夏の終わりに、
主人と二人で、
ささやかな旅行に出かけました
新婚旅行以来、初めての飛行機。
窓から見えた富士山の
気高く荘厳な姿は忘れられません。

現地では日常を忘れて観光し、
文化に触れたり、
初めて頂く食べ物に感激したり

限られた時間ではありましたが楽しかった。

夢の時間を終えて
羽田に到着したその時に

一本の電話が入りました。



母が亡くなったという知らせでした。


知らせは
母と同居していた兄からではありません。

詳細は割愛しますが、
第三者の方からの連絡でした。

一般的には
批判を受けることなのだと思いますが、
私は、母や兄とは「距離」をとっての生活が長く、
文字通り二人との関係を断っています。

昨年父を亡くしたとき
危篤を知らせてくださったのも
死を知らせてくださったのも、
父が入所していた施設の職員の方でした。
そのおかげで私は、
父と最期のお別れをすることが叶ったのでした。

そうした状況でも、
母や兄から連絡がくることはなく
そもそも望んでおりませんので、
こちらから彼らに連絡することもしませんでした。

こうしたことは、
私自身が、自分を守るために
必要なことだったと思っています。

知らせを受けた羽田から
親戚にその通り伝えることはしましたが、

父の時とは何かが違うように感じ、
親しい友人に知らせることは控えました。

罰当たりかも知れませんが、
「実の母親が亡くなった」
という実感が私にはなく
「顔見知りの方が亡くなったそうです」
そんな感覚に近かったのです。

当日も、数日が経ってからも、
特別な感情が湧く気配はありません。

自分が冷酷な人間のように思えました。

全く動揺しなかったと言ったら
嘘になるかもしれません。
けれども、
父の死の時のような情動が
沸き起こる気配はなかったのです。

娘として、
また亡くなった母から見ても、
これはとても寂しいことなのだと思います。

多分私は数年かけて、
母に対して
情緒的な繋がりを期待すること一切を、
諦めようとしていたからなのかも知れません。

それは、
自分を守るために
必要で重要なことでもありました。

私はずっとずうっと長いこと、
20歳代30歳代の大人になってもなお、
母に愛情を注いで欲しいと、
承認して欲しいと、
そう願い続けました。

見苦しいまでにそれらを求め、
そのために
多大な時間とエネルギーを費やし
けれども何でもない振りをし続け

そうしていなければ
自分に価値はないのだからと思い込み
心身はへとへとでした。

母の注意関心はいつも兄に向いていて、
実は私を嫌悪していたという事実を認めることが、
どうしても私にはできなくて、

いつかはきっと私にも、
本当はきっと私の方が、

叶うことのない
「幻想」にしがみついていたのです。

子どもを持つようになってより一層、
「娘を愛せないはずはない」
その思いは強化されました。

しがみついて
何とかこちらに関心を向けてもらおうと
私を切り捨てずにいてもらおうと
必死にもがいていたあの頃は、
本当に苦しかった。

数年かけて、諦めようとした結果、
今ではその幻想も
10分の一程にはなっている感覚です。

10分の九の余裕ができたことで、

母にもきっと
抱えていた問題があったであろうことや、
その背景や心情を想像することができるように

・・・少しはなったのかなあ、と感じます。

それは理屈や正論や理想などでは決してなく、
無理して見栄を張ったり
解った風に格好をつけているわけでもなく、

ざっくりとではありますが、

解ってあげられそうな部分が、
ようやく見えてきたような気がします。

そして
数年ぶりで叶った小さな旅行を
私が無事に終えるまで
母が何とか頑張ってくれたことは、
もしかしたら、

10分の一残った「幻想」なのかもしれませんが、

母からのささやかな
気持ちであるようにも

思えるのです。





つらくなりすぎる前に一度、おいでください。

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Re: お疲れ様でございました

秘密のコメント さま

先日は貴重なフィードバックをありがとうございました。
現状をより良くしようと
思案し改善を提案することは、
大変なエネルギーを要することです。

幾分、怖さを克服(とまではいかないにしても)できたとしたら、
それは
秘密のコメントさまにとって、大きな前進なのかもしれません^^

ご提案頂いた時点での私の考えをお伝えしましたが、
受け止めてくださいましたこと、また、
そのために労力をお使いくださいましたことに、
深く深く感謝致しております^^

お返事が大変遅れまして申し訳ありません。

ヒンズー教のお話、興味深く拝読いたしました。
もしかしたら、私も前世で、
母に辛い思いをさせてしまったのかもしれません。

母は多分、子どもを愛することについて
深い情緒的な部分では学ぶことができないまま成長し、
私を産み、手探りで私を育ててきたのではないかと想像します。
省みる余裕もなく、
省みる機会もなく、
兄を溺愛することで、
自分を正当化しようとしたのかもしれません。

兄もまた、ある意味犠牲者なのだと思います。

けれどもそれは、母の問題と私は考えます。
本来、母が責任をもって取り組まなければならなかった。
兄が犠牲者だとしたら、兄もまた、巻き込まれてしまった自身の問題に
自ら取り組むべきなのだと私は思います。

私は今、「現在」を生きています。
ですので私は、現在の自分の人生に
責任をもって生きること
自分を大切にし、自分の思いをしっかりと受け止め、
自分で選択して日々を過ごすこと、
そういったことが、
私の責務なのだと、そう考えています。

そうはいっても、なかなか難しいところもあり、
理想通りには参りません。
それもまた、
現世における修行なのかもしれませんね。

人生は連続していますね^^
仰るとおり、
母の死によって、「始まった」のかもしれません。

ありがとうございました。

michiko



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Re: No title

umi ちゃん さま

コメントありがとうございます。

ご自身の体験と重ねて
「違う」という感覚に共感してくださったのですね。

そして、寂しいことですが、
距離をとることで(物理的にも心理的にも)、
どうにか自分自身を立て直してまいりましたので、
これはもう、仕方ないんですよね。

この気持ち、私は、それほど嫌なものでもないなと
受け止められたのですが、
それは、umi ちゃん さまが仰るとおり、

> 自分を自分で守れるとゆうのは、自分が成長した証

そう自分自身で認められたからなのかな^^

頂いたコメントから、そんな風に思えました。

ありがとうございました。

michiko

No title

わかります。
とってもわかります。

うちの母が癌になった時、動揺はしましたが多分普通の親子とは
違う気持ちでした。

寂しい事ですが、仕方ないんですよね。

自分を自分で守れるとゆうのは、自分が成長した証でもあると私は思うんです。

お気持ちわかるのでコメントさせていただきました。

プロフィール

michiko

Author:michiko
ACカウンセラー
精神保健福祉士(ハラスメント通報窓口相談員)
東京認知行動療法アカデミー認定カウンセラー

ホームページはこちら

 http://ac-counseling.net


 
・人にものを頼むことが苦手
・人の依頼や誘いを断ることが苦手
・主張するより周りに合わせる方を選ぶ
・自分が我慢する方がいい
・「こうしてくれればいいのに」といつも思うがうまく言えない
・自分の気持ちを汲んで欲しいのに、と強く思うことが多い
・そもそも自分がどうしたいのかよくわからない
・人を助けているうちに、自分が困った事態になっている
・困っていても自力で何とかしようとする
・仕事を一人で抱え込みやすい
・見捨てられるのが怖くて恋愛関係にまで踏み込めない
・恋人に対して必要以上に依存している、または支配していると思う
・誰も自分のことなど関心がないと思う
・周りの期待通りにしなければと思う
・もっと頑張らなければいけないと思う
・いつか裏切られるような気がする
・いつも不安で仕方ない
・相手の機嫌を自分が何とかしなければと思う
・相手の問題を本人以上にあれこれ考え世話をして疲れてしまう
・不機嫌な人がいると自分のせいではないかと思ってしまう
・怒りの感情を出さないので、よく「いい人」と言われる
・自分は楽しんではいけないと思う
・自分のためにお金や時間を使うことに罪悪感がある

 以上のことをこれまでの人生で繰り返してきた
 michiko

私はアダルトチルドレンです。生きづらさを抱えたまま大人になってしまいましたが、試行錯誤の末、今ではこれまでよりずっと楽に生きていると実感しています。
このブログが、少しでも楽に生きられるヒントとなれば嬉しいです。
カウンセリングでは、じっくりご一緒に考えてゆきたいと思っています。

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