母との境界

おはようございます。ACカウンセラーmichikoです。

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母の茶道教室を手伝っていた頃、
私はいわゆる「家元」にも通っておりました
どうしても親師匠の癖を受け継いでしまいがちな茶道。
「家元」ではそうした癖がつかないよう、
正しい所作を細かく叩き込まれました。

初めて門をくぐったのはまだ十代。
先生方には実に多くのことを教えていただきました。
長い経験を持つ年配の方がほとんどの教場で、
手順を覚えることでいっぱいいっぱいだった私
上の娘を出産するまでの数年と、
下の子を出産後復帰してからも十年余り、
合わせてそこそこの年数になりますが、
自分の生活と実家の雑事に追われる毎日に、
「家元」を組み込むことは、
とにかく気忙しかった

毎回替わる稽古内容は、
お茶を点てる一連の所作の他、
茶花やお炭など、
数え切れないほど多岐に渡りますが、
母の元では練習できないことが殆どでしたから、
私は書物で予習し手順を勉強しなければなりませんでした

母の気を引くために「家元」にはせっせと通いましたが、
忙しい日々に十分な予習時間を取れず、
うろ覚えのまま指導を受けることは、
自分のせいとは言え、とっても苦痛でした

苦痛だと思ってしまう自分を否定しながらも、
なかなか予習する時間を取らずにいてしまったりで、
結局前日の夜に、
激しい自己嫌悪と共に
本を開いて格闘するのです。



先輩方は、
「忙しいからこその茶道なのよね」
と仰いますが、
私には全く意味が分からなかった。

手順を追うことに終始して優雅な所作ができず、
お抹茶をこぼしてしまうこともしょっちゅうでした。
運悪く母のことを知っている先生に担当され
「お母様によく教わっていらしたら?」
と言われてしまうと、
より緊張して所作ができなくなってしまいました。



いつか母の耳に、
私の劣等生ぶりが知られてしまうのではないかと怯えました。

楽しむ余裕のない茶道。
緊張する稽古と劣等感

前日から夕食の準備を整え、
出かける前には自宅の家事を目一杯こなし、
帰宅途中に兄のリクエストに従って実家の夕食の食材を買い、
着物を脱いだら大急ぎで実家のための料理。

兄はよく、手間のかかるハンバーグをリクエストしましたので、
空腹の兄に急かされながら、
うんざりするほど作りました。

自宅に帰ったら主人と子どもたちの食事も待っています。
全て私がやらなければ
分刻みの駆け足でした。

そんな思いまでして続けていたのは、
それが母に認められる唯一の方法だと信じ込んでいたからです。

ですが、後から解ったことですが、
私の求めていたものは、
条件がなくても受け入れ認めてもらうこと
これは結局手に入ることはありませんでした。
あったのは、母のためにもっとやらなければという縛り
これが私を苦しめていただけだったのです。

限界を感じたある時、
下の子の受験と、主人の仕事の関係などを理由に、
「家元」を辞めました。
当時そう意識はしていませんが、
今にして思えば、母との「境界」を設定したのです。

そして、少しずつ
実家の手伝いからも離れるようになりました。

これにより母の私に対する当たりは大変強くなり、
目の当たりにしたのは母と兄との強い結束。
何度も何度も、心が折れそうになりました。
私は間違ったことをしているのではないか、
大変な親不孝をしているのではないか、
自分を責めました。

母の評価を求めるのはもう辞めよう、
兄の機嫌を伺うのは馬鹿げている、
そう思い直してはみても
やはりどこかで納得していない自分がいて、
何年も辛かった。


それでも、今は、
「境界」を引けたことで自分を守れたと思えます。
それに、「家元」で頂いたお菓子は美味しかったし
稽古のおかげで体幹が鍛えられたなあなんて思えるようになっています
何より先輩方の、
凛とした美しい所作を間近で拝見できたことは、
私の大きな財産です

こうして、
過去の苦しかった事象を、
自分にとって意味のあることだったのだと
無理をしなくても思えるようになれたことは、
自分なりにACの課題に取り組んできたからだと思うのです
ですが、、、
…急かされて料理をする、
特にハンバーグを作ることには、
実は未だにうんざりと嫌な気持ちが湧いてしまいます(笑)





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苦手を伝える

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先日、胃の内視鏡検査をしてまいりました。
身体のメンテナンスのために、
年に一度検査をしているのです

今回が三回目となりますが、
実は扁桃を見せることも下手な私。
喉を通す内視鏡は、とっても苦手なのです
多分一生、慣れることはないでしょう。
難なく上手に出来る方もいらっしゃるそうですが、
そのコツを是非教えて頂きたいです

検査にあたっては、
喉の麻酔をするのは一般的ですが、
更に加えて点滴による麻酔をしながら行うか、
事前に主治医の先生からお話があります。
前述の通り私は本当に苦手なので、
できる限り楽に受けられるよう、
例年通り麻酔をお願いしました。

ドキドキしながら順番を待っていると、
私より遥かにご年配の女性が一人、
内視鏡検査室からスタスタと出てこられました。
今の今まで検査をしていたはずなのに、
表情も衣服も髪もちっとも乱れていません。

私はというと、
一度検査室に入ってから点滴の処置を受け、
車椅子に乗せられての再入場
ちょっとかっこ悪いなあ、とも思いますが、
苦手なのですから仕方ありません。

検査が始まると、
先生も看護師さんも、苦手な私に配慮してくださり、
苦しいながらも、どうにか無事終えることができました

まだ麻酔が効いていますので、
先程の女性のようにスタスタと歩けません。
またまた車椅子で移動です
高齢の方の多い待合室を、
看護師さんに押して頂きながら通過し、
麻酔が切れるまでの間、ベッドで横になって休ませて頂きました。
看護師さんが優しい言葉をたくさんかけてくださって、
気持ちよく病院を後にしました。

かっこ悪いなあ、と思いますが、
こうして「苦手」を伝えることで、
私は自分自身を守ることにしています。

もちろん、社会生活を送る上で
立場や状況を考慮しなければならない場面は出てきますから、
それが全てではありません。

でも、検査に限らず、
仕事や心理的なことでも
思い切って「苦手」を伝えることは大切なことなんじゃないかなあ、と思うのです

例えば私はPC操作があまり得意ではありませんが、
周囲にあらかじめそれを伝えることで、
必要な操作について、解り易く説明をしていただけます。

急ぎの処理で焦ってしまっていたら、
「今、とっても焦っております」と伝えることで、
周りの方の反応はぐっと柔らかくなります。

知ったか振りをしたり、
見栄を張ったり、
強がって見せることは、
自分自身に誠実ではないと思いますし、
何より
その時の自分を否定することにもなってしまう。

マイナスと思われる感情を吐くことや、
苦手だったり知識のないことを人に伝えることは、
ちょっと勇気のいることかもしれませんが、
必要以上に隠そうとしなくてもいいと思うのです。

それに、実はどなたも弱いところをお持ちのはずですから、
こちらが自ら伝えることで、
ほっとされることもあるかもしれません。

実際私は、
ちょっとダメなところがあったり、
苦手なものがあったりする方の方が、
緊張がほぐれてどこか安心できるような気がします

自分自身を適切に守るということは、
周囲の方への安心感をも生むことになり、
ひいては「生きやすさ」につながることだと思うのです




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微調整がしやすいように

こんにちは。
ACカウンセラーmichikoです。
訪問くださりありがとうございます

実家のことやその他諸々のことが押し寄せてきて、
どうして生きていたら良いのか
分からなくなってしまっていた数年、
家事をするのもやっとの時期がございました

特に、食事の支度は大変な苦痛でした。
苦痛を感じてしまう自分を、嫌悪しました

自営業の夫と二人の娘。
仕事も家事も、娘の学校関係も、
全て問題なくこなして行かなければなりません。

周りの人は皆、幸せそう。
私は惨めでこんなに苦しいのに、
日々の流れは待ってくれない。
なんて非情で残酷なんだろう。
身体も気持ちも、だるくて重い日が続きました。

何もせず横になっていたい。
何もかも忘れて、ずっと眠りつづけていたい。

けれど現実はそういうわけに参りません。

怠けていると思われたら見捨てられる

当時はそう信じていましたから、
文字通り自分を奮い立たせては、
仕事をし、稽古をし、
買い物に行き食事を作り、
できる限り明るく、帰宅する娘を迎えました。

あの頃、
適切に身体を休めることができていたらよかったのに、
自分に基準がなかった私は、
全く逆のことをし続けていたのです。


人は、
自身の「良い状態」を保てるよう、
自らの力で細やかに微調整をして生きていると言われます。

しょっぱいものを食べ過ぎてしまった後は、
異常に喉が乾いて水分を摂りますが、
この行為により体内の塩分濃度が正常値に戻るよう微調整がされている。

そしてこうした微調整は、
どうやら心に対しても同じらしいのです。

例えば、
ひどく落ち込んでいるときに何も手につかなくなるのは、
それ以上のエネルギーの消耗を避けるための、
身を守る大事なメカニズムなのだそう。

決して「怠けている」訳ではないのです。
意識しなくても、自然とそうした行動をとるものだというから驚きです。

ご自身の「良い状態」も、
それを保てる方法も、身体はよく解っている

ですが例えば、
いつも他の人のことに注意を向けて生きていて、
自分のことを後回しにばかりしていたら。。。

((((;´・ω・`)))

私がかつてそうだったように、
調整がうまく機能しなくなってしまうのかも知れません。

多分それは、
「良い状態」を保つための対処を
身体はしようとしているのに、
頭の中で作られた「何らかの理由」が、
そうさせてくれないからだと思うのです。

人に「怠けている」と思われたくなかった

「何らかの理由」の多くは、
他人からの評価が基準となったもので、
ご自分を大切に思ってのことではないでしょう。

身体はとっても正直者なのに、
頭は正直ではない場合が多くて、
なお且つ強引だったりしますから、
結果として身体に無理を強いることになってしまう。
そんな状況が長期にわたってしまったら、、、。

(ノ_<)

無理をしすぎている時には、
心身に小さな違和感を確認できるようです。

普段とは違う疲労感、口内炎や肩こり、
頭痛や胃痛かも知れません。
どんより曇った気分やイライラを感じる方もあるでしょう。

もしも違和感を感じ取られたら、
ちょっと立ち止まってみるといいかも知れません。
その違和感に静かに注目することで、
「良い状態」を保つために何が必要なのか、
または余分なものは何なのか、
それが見えてくるような気がします。
ついつい理由をさがしてしまう「頭」はちょっとお休み頂いていいんじゃないかなあ

他の人の犠牲になるのではなく、
世間体や体面を繕おうとするのでもなく、
ご自身のために本当に必要な微調整がしやすいように





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今年もよろしくお願い致します

新年明けましておめでとうございます

どのようなお正月をお過ごしでしょうか。

昨年は、拙いブログにご訪問くださり、
大変ありがとうございました
また、カウンセリングをご利用くださったクライアントさまとは、
直接お話をする機会を頂けましたこと、
深く深く感謝申し上げます。

お陰様で、秋頃からは特に、
嬉しい忙しさに充実した日々を頂けました

限られた時間の中で、
出来るだけ効率よく動けるよう努めてまいりましたが、
ブログの更新に間があいてしまうことが多くなってしまいました

本年も、ゆっくりとしたペースになってしまうかも知れません。

ですが、一つ一つの記事には、
しっかりと思いを込めて発信させて頂きたいと思います

また、カウンセリングでは、その時間、
全力でクライアントさまに添わせて頂きたいと思います

そして、自分自身に対しては、
丁寧に向き合い、
大切に扱えるよう過ごしたいと思います

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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プロフィール

michiko

Author:michiko
ACカウンセラー
精神保健福祉士(ハラスメント通報窓口相談員)
東京認知行動療法アカデミー認定カウンセラー

ホームページはこちら

 http://ac-counseling.net


 
・人にものを頼むことが苦手
・人の依頼や誘いを断ることが苦手
・主張するより周りに合わせる方を選ぶ
・自分が我慢する方がいい
・「こうしてくれればいいのに」といつも思うがうまく言えない
・自分の気持ちを汲んで欲しいのに、と強く思うことが多い
・そもそも自分がどうしたいのかよくわからない
・人を助けているうちに、自分が困った事態になっている
・困っていても自力で何とかしようとする
・仕事を一人で抱え込みやすい
・見捨てられるのが怖くて恋愛関係にまで踏み込めない
・恋人に対して必要以上に依存している、または支配していると思う
・誰も自分のことなど関心がないと思う
・周りの期待通りにしなければと思う
・もっと頑張らなければいけないと思う
・いつか裏切られるような気がする
・いつも不安で仕方ない
・相手の機嫌を自分が何とかしなければと思う
・相手の問題を本人以上にあれこれ考え世話をして疲れてしまう
・不機嫌な人がいると自分のせいではないかと思ってしまう
・怒りの感情を出さないので、よく「いい人」と言われる
・自分は楽しんではいけないと思う
・自分のためにお金や時間を使うことに罪悪感がある

 以上のことをこれまでの人生で繰り返してきた
 michiko

私はアダルトチルドレンです。生きづらさを抱えたまま大人になってしまいましたが、試行錯誤の末、今ではこれまでよりずっと楽に生きていると実感しています。
このブログが、少しでも楽に生きられるヒントとなれば嬉しいです。
カウンセリングでは、じっくりご一緒に考えてゆきたいと思っています。

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