栄養剤をいただく前に









ACカウンセラーmichikoでございます。
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「栄養剤をいただく前に」 2015年12月 Ver.2
・・ACかもしれない
そう自覚してからの数年間、
とにかく何とかしなければと焦った私は、
がむしゃらにあれこれ模索いたしました。
やがて少しだけ解りかかってきた頃、
とあるセミナーに参加。
皆さんに引っ張って頂いたおかげで、
多くのことを学べたと感謝しています。
ですが実は、
そのセミナーはとっても苦しかった



良くも悪くも真面目に取り組もうとしてしまう私。
当時はことのほか一生懸命でした

にもかかわらず、
どうにも理解できず、落とし込むことができない

対して他の参加者の方々は、
明るくスマートにちゃっちゃと進んで行かれる。
いらっしゃる次元が違い過ぎる


皆さん余裕があり仲良く楽しげに見えました。
私はいつも緊張していて、
頑張っても頑張っても腑に落ちなくて、
一人取り残された寂しさを感じていました

どなたかの些細な発言にひどく傷ついても、
どうってことない振りをしました。
内容を理解できていなくても、
理解できた振りをしました。
講義の終わりには、
講師の方が喜びそうな感想を伝えました。
「小心」「無能」といった烙印を押されることに
怯えていたから。
怯えていることを悟られるのが
怖かったから。
皆さんのように出来ない自分が
心底うとましく思え、
せっかく少しだけ小さくなっていた劣等感が
セミナー以来、膨れ上がる一方となり

そこが自分にはひどく場違いで、
胸の辺がそわそわした居心地の悪さを感じ、
ひどく落ち込んでばかりでした



そんな私がある気付きを得られたのは、
セミナーが終わってしばらく経ってからのことでした。
当時の私は
「心の基礎体力」が回復していなかったのです。
私にはもっと体力を養っておく期間が必要でした。
上手く課題をクリアできなかった原因は、
どうやらそこにあったようです。



ベンジャミンという観葉植物を枯らせてしまったことがあります。
沢山つけていた青々とした葉が、
日に日に褪せて黄色くなり散って行く。
何とかくい止めようと、肥料を入れたり、
液体の栄養剤を挿したりしました。
それでもベンジャミンは元気になりません。
困り果てて、近所の植木屋さんに相談しました。
これは以前の記事でも触れましたが、
その時植木屋さんにこんなことを言われたのです。
「弱った植物に栄養剤なんか与えても
吸収できなくて枯れちゃうよ。
必要なだけ水やりをして、
陽に当ててそっとしておくのが一番いいんだよ。
風邪ひいて高い熱出てたら、
水分だけとって安静にしていたいでしょ。
それとおんなじ。」



当時の私は、ようやく重湯が頂けそう、
という状態だったのに、
栄養になるからと
無理やり大きなステーキを平らげようとしていたのです。
残念なことに、
そのベンジャミンは回復せず、完全に枯れてしまいました

「栄養剤」は即効性がありそうですが、
その時の「体力」に見合っていなければ、
逆にダメージを受けてしまう

それは致命傷になりかねません。
「栄養」を吸収して活用できるだけの体力を、
本来どなたもお持ちのはずです

何かうまくいかないときは、
心身の声に気付いてあげられなくて、
ハードルを上げ過ぎてしまっているせいなのかも知れません。
「栄養剤」を後にする勇気も、
時に私たちには必要です


焦らず温かく安静にしておくだけで、
きっとじんわり癒されやがて体力は回復するでしょう。
そしていつか、いい感じに回り出すまで
栄養剤はじっくり待てば良いのだと
そんな風に思うのです。




つらくなりすぎる前に一度、おいでください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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